本読み記録
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date:2011.03.05 Saturday
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「いつか虹の向こうへ」 伊岡 瞬
date:2011.03.05 Saturday
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読書
横溝正史ミステリー大賞受賞作。
よくあるハードボイルドだろうと期待せずに読み始めたのだが、すこぶる面白い。
主人公がすぐにボコボコになぐられる描写や、屈強な精神の持ち主ではないのにへこたれない気楽さを持つ性格設定などから、作家の根が明るいのだろうと思われる。
霧の中をトレンチコートの衿を立てて歩くなんてのがハードボイルドの王道だというイメージがあるが、ゆるい感じもアリだわ。
シティハンターもハードボイルドに分類してもいいですか的な(笑)
ひょんなことから知り合った少女を助けるために戦う40男。
ドラマ化されたみたいだが、主人公は石田純一。ぴったり。
雑誌でこの作家の他の作品が高評価で紹介されてたのが読むきっかけ。
ラッキー
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22:29
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「ねこのばば」 畠中 恵
date:2011.02.12 Saturday
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読書
しゃばけシリーズ第3弾。
若旦那とあやかしたちの捕物(?)が今回も冴えている。
『犬神である手代の佐助の過去が今、明かされる!!』というほど大げさなものではないけれど、ホロリとさせられる。
前の巻でもう一人の手代の仁吉の過去が明かされたのに続き、ますますしゃばけワールドに惹きこまれる。
若旦那のおっとりとしながらもお茶目な人柄と、佐助・仁吉コンビの甘やかしっぷりが今回もいい。
ここに登場するあやかしたちは皆愛嬌たっぷりで、擦れていない。
人間は『しゃばけ』が強くていけねぇや・・・と、あやかしたちはあきれて見てる。
しゃばけとは人間くさい煩悩丸出しってとこか。
うちにも鳴家(小鬼)が居ついているなら、姿が見えればいいのに。
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16:45
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「富子すきすき」 宇江佐 真理
date:2011.02.11 Friday
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読書
宇江佐さんらしい短編集。
捨て子として一緒に育った娘から思いを寄せられても妹以上には思えない男の話や、容姿に自信のない中年男の恋心など、江戸の市井モノ。
決して思い通りにはならないけれど、それでも明日はやってくる。
舞台が現代ならば、そこには生きている意味や人生の敗北など暗い暗示が潜むところだが、如何せん江戸時代。
宇江佐さんの優しい目線効果もあり、受け入れてそれでも前向きに生きていくであろう登場人物たちに小さな元気をもらう。
私は5話目の「面影ほろり」が好きです。
気っ風のいい辰巳芸者と子供ながらに男気あふれる少年に拍手です。
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10:11
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「ピスタチオ」 梨木 香歩
date:2011.02.02 Wednesday
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読書
「いのち」について考えさせられる本。
何のために生きているかなどの深刻な問いかけではなく、「こんな感じでいいんだな」と肯定しながら、人とのつながりや生きている意味を意識する。
息を吸って、はいて、吸ってはいて・・・あ、空気があるあるみたいな。
40前の「棚」という女性が主人公。
不満や悩みがあるわけではないが、導かれるようにアフリカへ取材に出かける。
大きなものを得て帰ってくるのではなく、『意識しないような事柄なんだけど、すごく腑に落ちて』戻ってくる。
成長や再生の物語ではなく、そう、腑に落ちる物語。
ドラマティックな展開は期待しないで。あと、超常現象的なところにもこだわらないで。
人によって評価が大きく分かれそうですが、私にはすごく好きな本となりました。
例えると、湯冷ましをごくごく飲み終わってから喉がすごく渇いていたことに気づき、それがすごく美味しかったとわかった感じ。
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23:40
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「東京島」 桐野夏生
date:2011.01.19 Wednesday
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読書
ほぼ2年ぶりの記事投稿です。さりげなく復帰・・
無人島に流れ着いた夫婦と若い男達のサバイバル。
女1人で残りは男。
共感できる登場人物は全くなし。
それに何?何、この結末・・・。
極限状態では、優しさとか思いやりを捨てエゴ丸出しになるものなの?
いや、この文明社会にいてもエゴ丸出しの人もたくさんいるわ、確かに。
でもこの流れ着いた人たちの設定があえてこの手の人たちが大多数だったと思いたい。
丸出し具合が不愉快で、読み進めるワクワク感はゼロ。
舞台は無人島だが、現代社会の人間関係への警告なのか??
極限状態の人間関係なら、マンガ「7SEEDS」の方が断然共感できる。これも極端だが
読み終わってすぐは「読んでた時間をかえせ」と思ったのですが、1日経ってみると少し違う。
もし無人島に流れ着いたらこうするだろうと思っていた自分像が少し変わった。嫌なほうに。
自分の嫌なところを再確認する小説って・・・どうよっ!!
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03:51
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「軒猿の月」
date:2009.01.31 Saturday
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大河「天地人」の原作者です。
上杉の忍びを「軒猿」と呼ぶらしい。
忍びを狩るのが得意な忍びと、期待していたのだが・・・。
後をひかない、あっさりした短編集。
忍び小説(何?このジャンル!)好きの私には、物足りない。
私の中の「忍び」とは、究極のSであり且つMである(笑)みたいな!!
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21:36
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「きみの友だち」 重松 清
date:2009.01.25 Sunday
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読書
中2の息子の夏休みの課題本でした。
感想文を手伝わそうと思ってか、しきりに読むのを薦めてくれました。
大人が読んでも良い本ですが、中高生に是非読んで欲しい本だと思います。
各章ごとに主人公は違うのですが、少しずつつながっています。
美しい友情物語ではなく、リアルな今の子供達の友人関係を描いてあります。
全編を通して作者の目線があたたかく、せつないです。
思春期には自分の周りの世界しか住むところがないと思いがちですが、追い詰められても、いろいろな人間関係の形があり、選択肢があるんだと気づかせてくれます。
「疾走」を読んで以来、手にとるのを控えていた重松作品ですが、全国の中高生の皆さん、読んでみてください〜〜〜〜
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11:44
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「トワイライト」 ステファニー メイヤー
date:2009.01.24 Saturday
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読書
シリーズ11作目の「夜明けの守護神」です。
あと2巻で完結。
このシリーズをこのブログに載せるのは初めて。
11巻の内容を載せると、それまでの巻のネタバレになってしまうので省略。
イケメン吸血鬼との恋愛モノです(笑)
ライトノベルではないのですが、私の中では同じところに分類しています。
この歳でイケメン吸血鬼にはまるとは・・・。
でも面白いので、小声ですが
「オススメします」
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14:22
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「クライマース・ハイ」 横山秀夫
date:2009.01.22 Thursday
日航機墜落事故を報道する新聞記者の話。
事故の話が中心かと思って読み始めたのですが、ストーリーのメインではありません。
自分が若者ではなくなってから自分を見つめなおすと、案外、問題点の原因がわかったりする。
生い立ちや子供の頃のことが、心のどこかにひっかかっている。たとえそれが些細なことであっても、本人にとってはトラウマで、そのことが現在の生き難い問題点の原因だったりする。
原因がわかったところで、解決するわけではない。でも気づけば、何か行動に移すことができる。すぐには解決できなくても、転機になるかもしれない。
主人公にとっての転機が、事故の報道の時期と重なっただけなので、事故とは別物として読むのが正解。
横山さん自身が日航機事故当時、新聞社勤めだったらしく、リアルな描写なのでしょう。
いつもの警察小説とは題材が違うけれど、人の心を深く描いてあるところは流石横山作品。
じわっと暖かく、読んでよかったなと思いました。
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「パズル」 山田悠介
date:2009.01.04 Sunday
学校に立てこもった犯人グループが担任を人質にとり、「学校に隠した2000ピースのパズルを2日間で見つけて、完成させろ」と要求。
成績優秀A組の秀才十数人。さぁ、どうする??犯人グループの目的は?・・・という話。
展開がスピーディで、サクサク読み進めることができますが・・・。
うーん、動機がお粗末。それが今っぽいとも言えるが。
内面を描くのが薄っぺらいとまでは言いませんが、最後に主人公に届いた手紙には失笑。
人の心はいろいろだから、こんな人もいるかも・・・とは、到底思えません。
中学生の息子がまぁまぁ面白いと言っていたのですが、私の評価は×。
作者が若いので、経験と共に深くなっていくことを期待しましょう。
面白くない本は途中で投げ出すことが多い私が最後まで読んだということは、なかなか読ませる文章だということなのかも??
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